責任ある立場で、とても忙しいはずなのに、いつもナチュラルに元気で笑顔をふりまいている女性がいる。そんな人に会うと、五夜神こちらまで幸せな気分になり、私も頑張ろうとエネルギーをもらえる。
一方、憧れのキャリアを歩んでいても、“女”が捨て去られ「いきがいは仕事だけ！」なオーラを放っている女性に出会うと「やっぱりそのポジションにつくには犠牲にしなくちゃいけない事が多いのかも」と複雑な気分に……。
仕事柄、いろいろな女性と出会う機会の多い筆者だが、前者の素適オーラを放っている女性は、「私、自分ひとりで頑張ってます！」のシャカリキ＆がむしゃらオーラがないので、常々、どこか自分以外のチカラを取り込むのが上手なんだろうなぁ〜と漠然と感じることが多い。

山崎拓巳著『見えないチカラを味方につけるコツ』

そんな中で出会ったのが、多くの著書が読者から熱い支持を受け、累計販売部数110万部を突破している山崎拓巳さんの『見えないチカラを味方につけるコツ 』だ。
本作は世界中のさまざまな場所で活動を続ける著者が、チベットのお坊さんや超一流と言われている鍼灸師、占星術師、脳科学者や心理カウンセラー、スポーツトレーナー、祈祷師、霊媒師と出会い、彼らがたくさん試して大切に研究してきた「不思議」のなかから、特に「これは使える」と実感したコツを集めたという。そのコツは全部で“22”。今回はそのなかから筆者が特に気になった2つをご紹介しよう。

思考のズレを直す　α派のはなし

目の前で電車が行ってしまう。買ったばかりのストッキングが伝線する。だいじにしていた腕時計を化粧室に置き忘れてしまった……
何をやってもタイミングが悪く、うまくかみ合わない時ってないだろうか？　そんなとき、山崎さんがオススメしているのは、「今日は運が悪い日なんだ。」と落ち込むよりも、「物事を決めない」こと。
何をやってもダメな時は、その現実が悪いのではなく、五夜神現実を映し出す心が乱れているという状態。そんな時は強引に物事を進めるのではなく、ひと息ついてズレを直すことが先決なのだそう。